ESGクオンツ運用会社英アラベスク・アセット・マネジメントは12月1日、金融大手、国際機関、サステナビリティ関連業界団体とともに、機関投資家と企業双方のESGデータ・プラットフォーム「ESG Book」をリリースした。サステナビリティ・スタンダード機関にとっても有用なものを目指している。
【参考】【インタビュー】アラベスク・アセット・マネジメントの企業サステナビリティ分析ツール「S-Ray」。部門長が語る開発背景と将来展望( 2017年9月19日)
ESG Bookの創設メンバーは、アラベスク・アセット・マネジメント、国際金融公社(IFC)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、GRI、気候債券イニシアチブ(CBI)、Global Enabling Sustainability Initiative(GeSI)、責任あるジュエリー協議会(RJC)、Climate Policy Initiative、Climate Leadership Coalition、Climate Governance Initiative、HCBC、ドイツ銀行、マレーシア・イスラーム銀行、アリアンツ、グラス・ルイス、スイス再保険、ブリッジウォーター・アソシエイツ、香港証券取引所、Goldbeck、Werte Stiftung、Cardano Development、QUICK。
ESG Bookは、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の10原則を支持するとともに、運営に際し5つの原則を掲げた。
- 企業自身が自社データの管理者:リアルタイムでプラットフォーム上のデータを更新できる
- データ利用と交流の透明性:報告企業が利用者との直接コンタクトできる
- アクセス性と公平性:全てのステークホルダーが公平で容易にデータにアクセスできる
- フレームワークから独立:特定の報告フレームワークに依存せず、フレームワーク中立の立場を取る
- 報告負担の軽減:複数の報告チャネルに活用できる一元的なデータ入力フォームとする
【参照ページ】GLOBAL ALLIANCE OF LEADING FINANCIAL INSTITUTIONS, INVESTORS AND BUSINESSES COME TOGETHER TO SHAPE THE FUTURE OF ESG DATA
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