国際環境NGO世界資源研究所(WRI)は11月10日、自転車レーンの設計原則を公表した。気候変動観点で自転車の促進が進む中、交通安全を踏まえた指針を示した。
自転車レーンの整備は、新型コロナウイルス・パンデミックでの感染対策としても普及が進み、2020年3月から7月までで世界394都市で自転車レーンが増設されている。一方で、自転車の活用に関しては、安全面での懸念もあり、普及促進には自転車レーンの安全面確保が重要な要素となっている。
同原則は5つの内容で構成されている。
- インフラや道路利用者の種類に応じ、都市のすべての道路で安全な走行速度を設定
- 公衆衛生上の危機が発生している期間や事後において、既存の自転車ネットワークやインフラ、重要な起点や目的地と統合することで、一貫した交通ネットワークを維持
- 自転車と歩行者の安全性を優先し、車線の設定と保護、一般的な衝突ゾーンの管理、適切な素材の選択
- 安全な自転車レーンの設計と実施のすべての段階で、継続的なコミュニケーションと関与
- 駐車、配達、貨物積載等の行為から自転車レーンを保護するための規制を管理・施行
【参照ページ】RELEASE: Bike Lane Design Principles Show How to Build Safer, More Sustainable Streets
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