世界経済フォーラム(WEF)は11月30日、事業におけるサステナビリティ価値の重要性が高まる中、中小企業にとっての機会獲得手段を分析したケーススタディを発表した。
同調査では、200件以上の査読付き論文を分析し、300人以上の中小企業のCEOや創業者を対象に、アンケートや詳細なインタビューを実施。知見をまとめた。レポート作成では、シンガポール国立大学ビジネススクール、ケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクール、起業家機構(Entrepreneurs' Organization)が協力した。
今回のレポートでは、世界の企業の9割を占め、世界の従業員の7割を占める中小企業が将来に向けて準備すべき内容を整理。11項目にまとめた。特に「事業の方向性」「ビジネスモデルの柔軟性」「ネットワーク」3つの観点がカギを握ると言える。その上で、世界各地域で業種の異なる9社の事例を紹介した。
(出所)WEF
中小企業の経営者が挙げた上位の課題は、人材の獲得と維持(52.5%)、存続と拡大(43.8%)、資金調達と資本アクセス(35.7%)、支援のない政策環境(21%)、強い文化と明確な企業目的・価値の維持の難しさ(20%)等が挙げられた。
【参照ページ】Small Businesses Adapting to Rapidly Changing Economic Landscape, Study Finds
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