アサヒグループホールディングス傘下のアサヒ飲料は11月25日、ケミカルリサイクルした再生PET100%のペットボトルを、同社主要飲料商品「三ツ矢」「カルピス」「アサヒ 十六茶」「アサヒ おいしい水」「バヤリース」に採用すると発表した。2022年より生産を開始する。
同アクションは、2030年までにプラスチック包装・容器の全重量の60%にリサイクル再生PET(rPET)や、植物由来原料等を使用する同社の目標「容器包装2030」の一環。具体的には、PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトルを対象としている。
同社は11月19日、レーザーマーキング技術を活用した完全ラベルレス商品の実証も発表。矢継ぎ早に包装・容器でのプラスチック削減を進めている。
【参考】【日本】アサヒ飲料、レーザーマーキング技術活用で完全ラベルレス商品を実証販売。リコーの技術(2021年11月27非)
使用するrPET樹脂は、日本環境設計のケミカルリサイクル子会社ペットリファインテクノロジーが提供。同社のケミカルリサイクルは、日本環境設計が特許を保有する独自技術「BRING Technology」を活用し、PET製造の中間体となるビス-2-ヒドロキシエチルテレフタレート(BHET)を選択的に抽出。高純度モノマーの回収を実現し、ボトルグレードの高い品質基準を満たすことができるという。
今回のアクションで、アサヒ飲料の大型ペットボトル年間生産量に占めるrPET樹脂は約40%に達する。容器での二酸化炭素排出量は、従来比で47%削減できるという。
【参照ページ】持続可能な容器包装の実現に向けた目標「容器包装2030」の達成を目指し大型ペットボトルにケミカルリサイクルによる再生PET樹脂を使用 2022年4月より生産開始予定
【画像】アサヒ飲料
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