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【オーストラリア】パクト・グループ、包装・容器のリサイクル設備と再生素材含有量向上に64億円投資。2024年中旬まで

 豪包装・容器製造パクト・グループは11月18日、オーストラリア連邦政府の「リサイクルとクリーンエネルギー製造プロジェクトに向けた現代製造イニシアチブ」を通じ、2,000万豪ドル(約17億円)の助成金を獲得したと発表した。

 同社は、2024年中旬までにオーストラリア・ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州15拠点での新設備導入や施設アップグレードに7,600万豪ドル(約64億円)を投資予定。助成金はこれらに活用し、地域製造のプラスチック包装・容器におけるリサイクル素材使用量の増加させる。

 同アクションは、2025年までに製品ポートフォリオ全体でのリサイクル素材含有量を30%まで引き上げるパクト・グループの目標の一環。また豪政府としても、2025年までに国家包装・容器を100%再利用可能、リサイクル可能、堆肥化にし、プラスチック包装・容器におけるリサイクル素材の平均含有率20%を実現するのが目標。

 パクト・グループは、4分野への投資を行う。乳製品の包装・容器製造設備では、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州のものをアップグレード。高密度ポリエチレン(HDPE)製の牛乳容器でのリサイクル素材含有を最大率50%まで引き上げる。

 PETボトル製造設備では、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州で100%再生素材活用での製造能力を確保。移動式ごみ箱Suloの製造設備では、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州での生産能力を拡大する。廃棄物マネジメント・イニシアチブ「four bin」のロールアウトを支援する他、リサイクル素材平均含有率を現在の30%から80%まで向上させる。

 さらにニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州における産業包装・容器プラントの新設備では、農薬等に活用されるプラスチック製のペール缶やキューブのリサイクル素材含有率を向上させる。

 2024年中旬までの投資では、同社施設で正社員250人、建設やプロジェクト導入段階で120人分の雇用を創出予定。同施設では、家庭のリサイクルボックスから回収された廃棄プラスチックや、デポジット方式で回収した容器、移動式ごみ箱で回収した産業廃棄物を活用し、リサイクルを行うという。

【参照ページ】Game Changing Investment in Australia’s Plastic Recycling and Sustainable Packaging Industry

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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