エネルギー世界大手イタリアEniとイタリア農業大手BFグループは11月19日、合弁会社を設立し、油料植物の種子をバイオ燃料の原料として活用する研究と実証を行うと発表した。出資比率は50%ずつ。加えてEniは、BFグループ子会社へのマイナー出資も行う。
同アクションは、Eniの2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)戦略の一環。2024年までにバイオ燃料精製能力を倍増し、2050年までにさらに500万tから600万t増加を目指している。2023年からは、製造工程でのパーム油使用も停止する。
両社はこれまで、農家の収入源の多様化、スキル移管、起業の支援等を行ってきた。今回設立する合弁会社では、BFグループ傘下Bonifiche Ferraresiの研究所「Open Sky Laboratories」で実証実験を実施。バイオ燃料精製所のアフリカ等のイタリア国外への展開を目指す。同プラントは、EU指令に準拠し、食品生産に利用可能な土地の活用もしていない。また同社は、農作物原料プロジェクト開発に向けた人材育成トレーニングも策定する。
【参照ページ】Eni and BF: partnership for the development of research projects and agricultural production for bio-refining
【画像】Eni
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