オランダのインフラ・水管理省は11月、洋上風力発電所に関し2030年までの計画案を公表。2030年までに洋上風力発電の設備容量を現在の11.5GWから22.2GWへと約2倍伸長させる考えを明らかにした。
今回の発表した文書は、「追加北海プログラム2022-2027」。既存の「北海プログラム2022-2027」の改訂版となる。2030年までに二酸化炭素排出量を1990年比55%減する目標を達成するため、2030年に向けた目標を示した。オランダの従来の2030年削減目標は、1990年比49%。EUでの決定に伴い55%減への引き上げにコミットする。
今回のドキュメントは、3月から9月までパブリックコメントを受け付けており、寄せられた意見も踏まえ、今回新たな案を示した。洋上風力発電ゾーニングでも追加エリアを指定。東部ゾーンの1、2、5の3エリアでは各々8GWに。エイマイデン・ヴェル・ノースでは2GW、残りの700MWはHollandse Kust西部地区の南側に新たに指定された。
同省は、最終的に2022年3月に採択される予定。オランダ政府は2050年カーボンニュートラル実現のためには、38GWの洋上風力発電設備容量が最低限必要と見積もっており、2030年以降の計画でも16GW以上が上積みされることとなる見込み。
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