スイス重電大手ABBは11月18日、同社がタイトルスポンサーを務めるモータースポーツ「フォーミュラE」で、気候変動イニシアチブを発足すると発表した。「技術イノベーション」「社会的進捗、ダイバーシティ&インクルージョン」「変革の支援」の3分野に注力し、気候変動緩和を行う。
フォーミュラEは、化石燃料を使用しない電気自動車(EV)のモーターレース。フォーミュラEを運営する自動車とモータースポーツの国際業界団体・国際自動車連盟(FIA)はすでに1月、2030年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を発表済み。
ABBは、2030年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を宣言。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認も得ている。その一環として、2030年までに社用車1万台のEV(電気自動車)化や、事業電力の100%再生可能エネルギー化を目標として掲げている。
ABBは、スポンサーをしているフォーミュラEとの協議を重ね、今回双方で共同して気候変動イニシアチブを発足させるに至った。フォーミュラE気候イニシアチブでは、ABBと国際自動車連盟(FIA)の女性エンパワーメントイニシアチブ「FIA Girls on Track」を強化し、教育やトレーニングを通じた再生可能エネルギーへの移行も支援。第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)では、英タイム誌とも協働し、気候変動関連プロジェクトのナレッジシェアリング・イベントも開催した。
【参照ページ】ABB announces Formula E Climate Initiatives at COP26
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