国際オリンピック委員会(IOC)理事会は11月12日、「ジェンダー・アイデンティティ及び性差を理由とした公平性、インクルージョン、無差別に関するIOCフレームワーク」を決議、公表した。同フレームワークでは、選手や他のステークホルダーとの間で2年間検討を進めていた。
同フレームワークでは、特に、身体的には男性だが、ジェンダー・アイデンティティが女性の選手が、女性として競技に出場できるかどうかに大きな関心が集まっている。今回IOCは、各競技でのルールは、各競技団体の権限としつつも、各競技団体が検討するための10原則を提示した。倫理、社会、文化、法に関する観点からの検討を要請した。
今回IOCは、ジェンダー・アイデンティティが尊重されるとともに、全ての競技者が公平に競技できるという両方を追求する必要があると認識。その上で、選手のジェンダー・アイデンティティや性転換が一律に考慮されないという状況は許されないとの考えを固めた。
IOCは、2022年の北京冬季オリンピック以降、国際競技連盟(IF)やアスリートを支援するためのウェビナー等で、包括的な展開を計画する。
【参照ページ】IOC releases Framework on Fairness, Inclusion and Non-discrimination on the basis of gender identity and sex variations
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