政府・国際機関・NGO 公開日:2021/11/20 【EU】欧州委、加盟4ヶ国政府を欧州司法裁に提訴。EU指令の遵守違反 欧州委員会は11月12日、EU加盟4カ国政府を欧州司法裁判所(ECJ)に提訴することを決定した。いずれもEU指令の国内法化を怠っていることが理由。 アイルランドは、EU飲料水指令の国内法整備未完了が理由。マルタは、EU野鳥指令の国内法整備で、指令通りの内容が法制化されていいないことが理由。ポルトガルは、大気汚染指令での窒素化合物(NOx)の上限値を上回っており、政府の不作為が理由。 ハンガリーは、欧州裁判所判決の不履行が理由。亡命と帰還に関するEU指令に反し、2020年12月の判決で罰金支払が命じられながらも、支払いに応じていない。具体的には、亡命手続指令、受入条件指令、帰還指令の規定に反する行為がセルビアとハンガリーの国境に位置するトランジットゾーンで実行されていたという。【参照ページ】Migration: Commission refers HUNGARY to the Court of Justice of the European Union over its failure to comply with Court judgment 【参照ページ】Air quality: Commission refers PORTUGAL to the Court of Justice of the European Union for high levels of nitrogen dioxide 【参照ページ】Nature: Commission decides to refer MALTA to the Court of Justice of the European Union over finch trapping 【参照ページ】Drinking water: Commission refers IRELAND to the Court of Justice of the European Union over unsafe drinking water 株式会社ニューラル サステナビリティ研究所この記事のタグ ECJ EU ニュース ヨーロッパ レポーティング・ガイドライン・法規制 政府・国際機関・NGO 欧州司法裁判所 欧州委員会Sustainable Japanの特長Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。時価総額上位100社の96%が登録済業界第一人者が編集長7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1 さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら