アップルは11月17日、サーキュラーエコノミー化の一環で、セルフサービスリペア(セルフ修理)を発表した。自分で製品を修理する選択肢を消費者に提供するため、純正部品やツールの提供を開始する。まずは、iPhone 12とiPhone 13で開始。第1弾ではディスプレイ、バッテリー、カメラなど、最も一般的に修理されるモジュールに焦点を当てる。今後、M1チップを搭載したMacにも拡大する。
アップルはこれまで、修理事業者ネットワークの拡大を進めてきており、Apple正規サービスプロバイダ(AASP)が5,000社以上、独立修理業者が2,800社以上ある。さらに今回、自己修理にまで踏み込む。
【参考】【国際】アップル、独立修理プロバイダーを200ヶ国以上で展開へ。サーキュラーエコノミー(2021年4月8日)
今回の発表によると、消費者は今後、アップルのオンラインストアから、200種類以上の純正部品やツールの注文が可能となる。修理マニュアルも提供する。加えて、修理後、使用済みの部品をリサイクルのために返却すると金額に応じたクレジットが付与される。
但し、修理は、専門技術を必要とするため、電子機器を修理するための知識と経験を持つ個人の技術者を対象としていると言及。大半の消費者は、専門の修理事業者に依頼することが安全で確実とした。
【参照ページ】Apple announces Self Service Repair
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