中国の国家市場監督管理総局(SAMR)は、食品と化粧品での過剰包装を禁止する国家規格を発表した。過剰消費が多くの廃棄物を生んでいることを課題視。廃棄物削減とカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量)化の観点から規制に乗り出した。新規則は2023年9月1日に施行される。
今回発表された規制は「限制商品過度包装要求食品和化粧品」で9月2日に発表された。新基準は、工業情報化部と共同で策定され、2009年版の同基準を改定する形で策定された。新基準では、食品31品目と化粧品16品目に関し、容器・包装要件を設定。さらに商品の過剰方法の判定方法についても、一番外側の包装の体積で容易に判断できるよう手法を改訂した。さらに、食品加工品については包装を3層までに制限。それ以外の食品や化粧品は4層を上限とした。
同局は今回、中国の包装廃棄物は、家庭ごみの約30%から40%を占めていると指摘。ほとんどが過剰包装が原因とした。施行までには2年間の移行期間を設け、その間に企業に対策を要求する。
【参照ページ】食品、化妆品包装“喧宾夺主”?强制性国家标准出台将带来新变化
【参照ページ】市场监管总局召开《限制商品过度包装要求 食品和化妆品》国家标准专题新闻发布会
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