2050年までの運用ポートフォリオのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットする運用会社のイニシアチブ「Net Zero Asset Managers(NZAM)」は11月2日、進捗報告書を発表。加盟機関のうち43社が、2050年カーボンニュートラル実現までの最初の中間目標を設定したと発表した。43社の運用資産総額は4.2兆米ドルで、NZAM加盟220社の運用資産総額の11.9兆米ドルの35%を占める。
NZAMの加盟機関は、2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減するロードマップと整合性のある中間目標の設定にコミットしている。今回の未設定の機関も、イニシアチブ加盟の1年以内に最初の中間目標の設定が義務付けられている。中間目標設定では、第1弾では全てのアセットクラスを含める必要はないが、最終的に運用資産を100%カバーするまでポリシーを継続的に見直さなければならない。今回の発表では、15社は2025年までの短期目標を設定したこともわかった。
同日に新規加盟を果たしたのは、JPモルガン・アセット・マネジメント、メトリックス、三菱UFJ信託銀行、日興アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、ロックフェラー・アセット・マネジメント、ヴァンシティ等92社。
【参考】【国際】ネットゼロのためのグラスゴー金融同盟(GFANZ)正式発足。マーク・カーニーが議長(2021年11月4日)
【参考】【国際】NZAM、加盟運用会社が128社に。運用会社資産の50%をカバー。三井住友トラストAMも(2021年7月7日)
【参考】Net Zero Asset Managers initiative signatories disclose interim targets, with over a third of assets managed in line with net zero
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