シンガポールのヘン・スイキャット副首相兼経済政策担当調整相は11月8日、技術開発、市場設計、生活活用の3つの観点からイノベーションのインパクトを最大化するとのスピーチを行い、その中で、サステナブルファイナンスの新たに2つの分野で、フィンテック分野の国家AIプログラム「NovA!」を発足したと発表した。シンガポールは、インパクトを起こせる分野で次々とNovA!を組成している。
まず、1つ目の分野は、シンガポールに拠点を置く銀行と協働し、企業の環境フットプリントを金融機関が評価できるようにする新たな環境リスク評価の分野。もう一つは、金融機関のリスクを適切に外部評価し、グリーンウォッシュを防止するシステムの開発。
同政府は、すでに、求人マッチングのAI活用や、市民ニーズを把握するためのAIテキスト分析の活用にも成功させている。これにより行政サービスの向上や、就職率の向上という成果が出ている。
同政府は、シンガポールは小国のため、データセットも小さく、そのため少ないデートから高性能な学習を生み出せるシステムの開発が不可欠と説明。小国だからこそAI開発を進める意義を強調した。
【参照ページ】Speech by Mr Heng Swee Keat, Deputy Prime Minister and Coordinating Minister for Economic Policies, at the Singapore FinTech Festival x Singapore Week of Innovation and Technology on 8 November 2021
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