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【国際】グローバル・ウォーター・チャレンジ、医療施設の水・衛生情報データベース構築へ

 水・衛生(WASH)の国際イニシアチブ「グローバル・ウォーター・チャレンジ(GWC)」は11月8日、ミレニアム・ウォーター・アライアンス(MWA)及びコンラッド・N・ヒルトン財団と共同で、医療施設の水・衛生情報データ規格「WASH医療施設データ・エクスチェンジ(WHdx)」を開発すると発表した。データ規格を統一することで、必要な支援に対し、官民が支援を効率的に提供できるようにした。

 世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)の合同レポートによると、世界では医療施設の25%が基本的な水サービスを受けられず、18億人以上が影響を受けているという。その結果、医療従事者は患者に質の高い医療を提供することができず、自らも感染の危険にさらされ続けている。

 WHdxプラットフォームは、世界の農村地域の水に関する情報プラットフォーム「ウォーター・ポイント・データ・エクスチェンジ(WPdx)」を基に、WASH分野と保健分野の専門家が協力して開発を進める。WPdxには、世界50カ国以上80以上の組織から60万件の給水記録が収集されている。

 開発するWHdxプラットフォームは、米疾病予防管理センター(CDC)、Safe Water and AIDS Project、カトリック救援事業会(CRS)、Helvetas、エモリー大学等もワーキンググループの参画。目下、プラットフォームの標準的なパラメータを選定する作業を進めている。

 WHdxが完成すると、支援マッチングの効率化だけでなく、医療施設の状況を横比較や時系列比較ができるようになり、問題点や打ち手の所在を把握することもできるようになる。

 グローバル・ウォーター・チャレンジに加盟している機関は、UNICEF、国連財団、米国際開発庁(USAID)、CRS、カーギル、フォード、ダウ、ウォーターエイド、ワールドビジョン、ケア・インターナショナル、プラン・インターナショナル、米ワシントン州等。

【参照ページ】Global Water Challenge Announces the Development of WHdx - an Open Data Exchange to Improve Water, Sanitation, and Hygiene (WASH) in Healthcare Facilities

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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