英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は11月4日、バイオエネルギーやバイオ素材に関する政策見解を示した「バイオマス政策声明」を発表した。バイオマスに関する現状分析や将来見通しをまとめた。今後、ステークホルダーとのエンゲージメントをさらに進め、2022年に正式にバイオマス戦略を発表する考え。
今回の文書では、電力、熱、輸送燃料、素材等で、持続可能なバイオマス利用のための前提条件等を整理。カーボンニュートラルを達成するための短期、中期、長期におけるバイオマス利用の優先利用原則、及びバイオマス戦略の優先利用フレームワークを示した。
(出所)UK
バイオマスを検討する観点では、持続可能な活用、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、大気汚染の4つの観点から分析した。また、炭素回収・貯留(CCS)付きのバイオエネルギー(BECCS)がカーボンニュートラルに貢献するために果たす役割についての政府の見解と、BECCS導入のための潜在的なルートも示した。
加えて、バイオエコノミーがカーボンニュートラルを実現するために対処すべき研究やイノベーションのギャップも提示した。
【参照ページ】Biomass policy statement: a strategic view on the role of sustainable biomass for net zero
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