世界42ヶ国・地域の政府は11月2日、パリ協定の目標達成のためのイノベーションを加速化させることにコミットする「ブレークスルー・アジェンダ」に加盟した。今後10年間でクリーンテクノロジーのコストを大幅に削減し、手頃な価格で提供できるように国際的に協力する。第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)議長国の英政府が提唱した。
今回加盟したのは、日本、米国、カナダ、英国、EU、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)、モロッコ、トルコ、エジプト、イスラエル、ナイジェリア、セネガル、モーリタニア等。英政府は、他の国にも加盟を呼びかけた。
ブレークスルー・アジェンダは、2022年から閣僚級の会合を開催し、クリーンイノベーションの進捗状況を毎年レビューする。国際エネルギー機関(IEA)、国債再生可能エネルギー機関(IRENA)、国連ハイレベル気候行動チャンピオン等とも協力し、類似分野の閣僚級会合のミッション・インベーションやクリーンエネルギー閣僚会議とも連携する。
ブレークスルー・アジェンダは今回、個別分野の2030年までのアジェンダとして、「電力」「交通・輸送」「鉄鋼」「水素」の4つで分科会を発足。関連分野のイニシアチブとともに、参加表明国も発表した。日本政府は、4つ全ての分科会に参加表明した。
【参照ページ】COP26 WORLD LEADERS SUMMIT- STATEMENT ON THE BREAKTHROUGH AGENDA
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