米投資運用大手フィデリティ・インターナショナルは10月27日、気候変動投資ポリシーを策定。2030年までに投資ポートフォリオのカーボンフットプリントを50%減、2050年までにカーボンニュートラルを達成すると宣言した。同社の運用資産総額は約7,100億米ドル(約81兆円)。
さらに、自社の二酸化炭素排出量でも、2030年までにカーボンニュートラルを達成することも目標として掲げた。
具体的な戦略としては、同社独自の「気候格付」データを活用し、気候変動分析をポートフォリオ構築や発行体分析に深く統合。カーボンニュートラルの発行体や気候変動対策に投資していく。さらに、気候変動でミニマム基準を企業に導入するよう促し、基準を満たさない場合は株主総会で反対票を投じる。
同社は今回、まず一般炭(石炭)に焦点を当てて活動をすると明言。OECD加盟国市場では2030年までに、それ以外でも2040年までに、一般炭へのエクスポージャーを段階的に削減していく。
【参照ページ】How Fidelity plans to get to net zero
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