ベイシアグループ傘下のカインズは10月25日、スコープ3を含むバリューチェーン全体での2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)目標を発表した。さらに同社は、カインズ店舗を置く地域の2050年のカーボンニュートラル化も進めるとし、スコープ3を超えた地域コミュニティのカーボンニュートラルも打ち出した。
今回同社は、世界のホームセンター業界、国内小売業界でもトップレベルの目標を設定。二酸化炭素排出量については、中間目標として2025年までにスコープ2でのカーボンニュートラル達成を宣言。同社はすでに、店舗照明のLED転換や太陽光発電パネルの設置、電気自動車(EV)移行、廃棄物削減、リサイクル促進等を進めている。EV充電スタンドの設置も順次拡大していく。
具体策では、スコープ2に関しては、自社店舗への太陽光発電パネルの設置と、再生可能エネルギーの外部調達を進める。
店舗のある地域コミュニティへのエンゲージメントでは、地域のステークホルダーとの協働で「まち」や暮らしを組み上げていく「くみまち」構想を策定。構想の具現化として、顧客、取引先、自治体、NGO等の様々なステークホルダーと協働/共創することで、2050年までに同地域のカーボンニュートラルに向けた動きをリードしていく。
【参照ページ】カインズ 2050 年カーボンゼロ達成目標を策定 ~カインズのある「まち」のカーボンゼロ達成に貢献~
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