スウェーデンの通信機器大手エリクソンは10月20日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の技術専門誌「MITテクノロジーレビュー」で、エネルギー・電力・製造・輸送業界の脱炭素化におけるコネクティビティの影響評価調査レポート「Decarbonizing industries with connectivity and 5G」を発表した。
同レポートでは、世界中のテクノロジー、ビジネス、再生可能エネルギー担当役員のインサイトを集約。5Gやデジタル・モバイル・テクノロジーは、開発速度や遅延の減少、遠隔地の設備との接続と管理の支援を通じ、脱炭素化を加速できると結論づけた。
5Gについては、事業オペレーションの省エネ化の鍵になると分析。5Gやデジタル・モバイル・テクノロジーによる管理の最適化で、廃棄物や原料コストの削減やより良いモニタリングを可能にし、省エネを進めることができるとした。
またIoT機器や自動運転車等からのデータ収集は、活動毎の二酸化炭素排出量を可視化し、より高度な分析と意思決定を可能にすると強調。5Gを通じ、サプライチェーンや物流ネットワーク、電力系統等の膨大なデータ共有することで、根本的なに二酸化炭素排出量削減に着手できると述べた。
【参照ページ】MIT report outlines the decarbonization impact of connectivity for industries
【参照ページ】Decarbonizing industries with connectivity & 5G
【画像】Ericsson
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