IT世界大手米アマゾンは10月21日、米国のアマゾン・プラットフォーム上で製品を販売する事業者が、同時に世界21カ国のアマゾン・プラットフォームに出店することを容易にするツールを開発したと発表した。これにより、米国の中小企業の事業成長をサポートする。
アマゾンの21ヶ国でのプラットフォームには、9月だけで9億人が来店し、そのうち半数以上が米国外のアマゾン。一方、米国の販売事業者が出品している商品数は600万点以上で、これらの海外での販売を推進する。
今回開発したツールは、複数に及ぶ。まず、顧客管理代行サービス「Customer Service by Amazon」に関し、顧客からの問い合わせ件数に応じ、サービス料を減額または免除する。同サービスは15の言語で、電話、チャット、Eメールでの問い合わせを受け付けており、出店者の顧客対応を大きく軽減できる。
「Marketplace Product Guidance」は、海外販売が推奨される製品をレコメンドするサービス。販売事業者、製品、店舗レベルでの数百のパラメータを考慮した機械学習モデルによって算出され、機会スコアに基づいてパーソナライズ、ランク付けされる。米国の全ての出品者が利用できる。
「Global Inventory Viewer」は、全店舗の在庫の需要と供給を統合的に監視するためのサービス。出品者は在庫切れになる前に、より多くの在庫をAmazonフルフィルメントセンターに送ることが可能となる。こちらも米国の全ての出品者が利用できる。
「Global Listing」は、商品を一度アマゾンに出品するだけで、海外のアマゾンにも出品できるようにするサービス。利用者は、グローバル化された管理画面で出品管理できる。現在、ベータ版としてテスト提供されており、2022年初旬に米国の全ての出品者に利用できるようにする。
【参照ページ】Today at Amazon Accelerate: Amazon Launches New Tools to Empower American Small Businesses to Grow Their Export Sales
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