国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)と、英環境NGOグローバル・キャノピーは10月21日、自然関連財務開示タスクフォース(TNFD)での情報開示フレームワーク策定に向け、先行して第1弾のテストプロジェクトを行っていることを明らかにした。
【参考】【国際】TNFD、タスクフォースメンバー30人を決定。日本からはMS&AD。最大35人まで増加(2021年10月2日)
テストプロジェクトは、目標としている2023年のTNFDフレームワーク策定に向けたインプットを行うもの。第1弾プロジェクトでは、大豆のサプライチェーンを運営または投資している企業を対象とした。参加している企業は、マクドナルド、ラボバンク、サンタンデール、テスコ、ビタソイ等。世界自然保護基金(WWF)が技術的な支援を提供している。
同プロジェクトでは、消費財セクターの中でも、食品小売、包装食品・食肉、食品流通、農産物等の特定のサブ産業に焦点を当てる。背景には、ENCOREのデータによると、これらのサブ産業は自然に大きな影響を与え、依存しており、結果的に財務リスクにつながる可能性があることがわかっているため。
プロジェクトの第二段階では、利用可能なデータや指標の特定、大豆サプライチェーンにおける自然関連リスクの評価・報告に適しているデータの在り方等を検証する。
【参照ページ】TOWARDS A TNFD FRAMEWORK: TESTING NATURE-RELATED RISK REPORTING IN THE CONSUMER STAPLES SECTOR
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