食品世界大手スイスのネスレは10月8日、森林再生や生態系保護を行う環境NGO「One Tree Planted(OTP)」と米商業竹生産エコプラネット・バンブーと協働し、植林イニシアチブを発足。今後3年間で、フィリピンで竹250万本と樹木100万本を植林すると発表した。
同アクションは、2030年までに2億本を植林する同社目標の一環。2050年までにリジェネラティブ農業を大規模化し、自然を軸としたソリューション(NbS)を導入することで、カーボンニュートラル達成を目指す。
今回のイニシアチブでは、同社がコーヒー豆を調達しているフィリピン・ミンダナオ島を対象に設定。二酸化炭素吸収と水質改善に加え、生物多様性を保全もできるよう植える竹もフィリピン原産ものを用いる。
同社フィリピン法人は4月、2030年までに二酸化炭素排出量を75%削減する同国の自主的削減目標(NDC)を支援すると発表。同法人での電力消費量は、71%が再生可能エネルギーに転換しており、包装・容器の77%は、リサイクル可能な設計にした。
【参照ページ】Nestlé to plant 3.5 million native bamboo clumps and trees in the Philippines
【画像】Nestlé
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