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【スウェーデン】ボルボ・カーズ、皮革素材の使用禁止。動物福祉と気候変動対策

 スウェーデン自動車大手ボルボ・カーズは9月23日、新型EV車種「C40 Recharge」から、皮革素材の使用を禁止すると発表した。動物福祉と畜産による気候変動が理由。ボルボ・カーズは、2010年に中国の浙江吉利控股集団(Geely)が買収し、Geelyの傘下となっている。

 同社は、2030年に電気自動車(EV)専業になる計画をすでに発表している。また、2025年までに同社の新車に使用される材料の25%をリサイクルされた再生素材もしくは植物由来のバイオ素材に転換し、2040年には100%にまで高める。さらに、2025年までに、すべてのサプライヤーが再生可能エネルギー100%での事業運営を実現することも目標としている。

【参考】【スウェーデン】ボルボ・カーズ、CASE戦略で将来ロードマップ披露。大手企業との連携加速(2021年7月20日)

 皮革素材の禁止では、高級感のある代替素材を追求する。すでに、同社が開発した新たな内装素材「ノルディコ」では、ペットボトル等の再生素材、スウェーデンやフィンランドの持続可能な森林から採取された植物由来素材、ワイン産業での廃棄物からリサイクルされたコルク等を使用した生地で構成されている。また、サステナビリティ調達を行ったウールのオプションも提供する。

 同社はkンカイ、高級ブランドと環境方針の消費者性向の関連性を示した調査レポートも発表している。消費者の3分の2は、高級品を購入する際に、ブランドの環境方針を重要な要素を考えていることがわかった。

【参照ページ】Volvo Cars to go leather-free in all pure electric cars as part of animal welfare ambitions
【参照ページ】Volvo Cars and The Future Laboratory explore the future of sustainable luxury materials in new report

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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