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【国際】BASF、回収CO2の脱水技術をシェルが採用。インドでは農業支援チャットボット展開

 化学世界大手独BASFとエネルギー世界大手蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは9月29日、ロイヤル・ダッチ・シェルが持つ2つの炭素回収技術「ADIP Ultra」と「CANSOLV」と、回収した二酸化炭素を脱水するBASFの技術「Sorbead」の評価と導入で協働すると発表した。

 Sorbeadは、耐酸性と吸水性に優れたアルミノケイ酸塩ゲル。炭素回収・貯留(CCS)では、回収した二酸化炭素ガスから水分を効率的に除去することが技術課題となっていた。また、脱水物質として使われてきた活性アルミナやモレキュラーシーブと比べ、低温で再生産できる特長も持つ。さらに、回収したガスにグリコールを含めないため、貯蔵パイプラインの厳格な要件に適うCCSが可能となる。今回の合意により、ロイヤル・ダッチ・シェルは同技術をCCSプロジェクトの一つのオプションとして採用する。

 またBASFのアグリテック子会社BASFデジタルファーミングは9月22日、人工知能(AI)活用の栽培管理支援システム「ザルビオ」の無料チャットボットサービスを、インドの農家等に提供すると発表した。

 同チャットボットサービスでは、高度な画像認識技術とアルゴリズムを活用し、未検知の雑草の正確な位置の特定や、米やジャガイモ等の穀物15種の疫病の特定等が可能。農家や農業アドバイザーは、写真を撮影し、チャットボットに連絡するだけでよいため、簡易に迅速な意思決定ができる。

 同チャットボットは、専用アプリをインストールしなくともWhatsAppからアクセス可能。英語、ヒンディー語、マラーティー語、カンナダ語、グジャラート語、テルグ語等11言語に対応する。

【参照ページ】Shell qualifies BASF Sorbead® Adsorption Technology for Carbon Capture and Storage Applications
【参照ページ】BASF Digital Farming launches free xarvio® SCOUTING chatbot service in India to aid farmers and advisors

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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