スウェーデン消費財大手エシティは9月30日、同社ドイツ・マンハイム工場で農業残渣を活用した持続可能なティッシュを生産すると発表した。産業規模での量産は欧州初。今回のアクションは、同社の2050年スコープ3含むカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成目標の一環。
【参考】【国際】エシティ、スコープ3含む2050年カーボンニュートラル宣言。サステナブル・イノベーションも(2021年7月25日)
今回生産するティッシュは、同地域の麦わら由来パルプを原料に製造。バージン木材や再生繊維を原料としていないため、水やエネルギー消費量を削減でき、コスト競争力もあるという。ティッシュペーパーのやわらかさ、色、強度等は従来品と同等。
マンハイム工場は、ティッシュを年間28.3万t生産する同社の欧州最大のティッシュ生産拠点。同社はまず、主力ティッシュ・トイレットペーパーブランド「Zewa」で農業残渣パルプを30%使用。ドイツの消費者向けに商品展開を進める。
【参照ページ】Essity begins tissue production from alternative fibers
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