EVバッテリー世界大手中国CATL(寧徳時代新能源科技)は9月27日、コンゴ民主共和国でのリチウム資源開発のため、豪AVZミネラルズから、プロジェクト権益を2億4,000万米ドル(約260億円)で購入したと発表した。
今回の出資では、CATLが共同出資している投資会社「天華時代(CATH Energy Technologies)」を通じ、AVZミネラルズがコンゴ民主共和国でのリチウム開発合弁会社の権益24%を保有する。これにより、開発合弁会社の権益は、AVZミネラルズが75%から51%に減少。現地のCominiereは25%の権益を維持する。
今回の契約で、天華時代は、コスト検証を条件に、総額4億米ドル以上を拠出し、水酸化リチウム施設の開発可能性を評価することにも合意したという。
またCATLは9月28日、カナダのリチウム大手ミレニアル・リチウム・コープを株式100%を買収することで同社と合意したことも発表。買収金額は3億7,700万カナダドル(約330億円)。
ミレニアル・リチウム・コープは、アルゼンチンの塩湖に、世界有数のリチウム採掘鉱区を2つ保有しており、現在、炭酸リチウム換算で約412万tの埋蔵量がある。
【参照ページ】Australia's AVZ Minerals secures $240 mln funding for Congo lithium project
【参照ページ】Contemporary Amperex Technology Co., Ltd. to Acquire Millennial Lithium Corp. in an All-Cash Offer for CAD$377 Million
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