アパレル世界大手仏ケリングは9月24日、動物福祉の観点から、傘下の全ブランドで、毛皮に使用を禁止すると発表した。同社のフランソワ-アンリ・ピノー会長兼CEOは今回、「世界は顧客とともに変化しており、ラグジュアリーも当然それに対応する必要がある」と言及した。
同社の傘下ブランドでは、すでにグッチが2017年に毛皮使用禁止を決定。その後、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、サンローラン等の全てのブランドで使用禁止を順次適用していく。
【参考】【フランス】グッチ、2018年から毛皮使用を禁止。環境・動物保護でNGOと協働(2017年10月16日)
同社は2019年、繊維や素材での動物福祉基準を正式に決定しており、毛皮以外の素材についてもサステナビリティの向上を展開している。
【参照ページ】Kering Goes Entirely Fur Free
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