飲料世界大手蘭ハイネケンは9月23日、2030年までの二酸化炭素排出量削減ロードマップを公表した。同年までにスコープ1、スコープ2排出量を2018年比90%削減、スコープ3排出量を同21%削減する。同社は、1.5℃シナリオに整合した目標への引き上げを行い、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認も得、アクションの加速を図る。
同社は、2040年までにスコープ3含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)が目標。今回は、中間目標の2030年でロードマップを設定した形。
【参考】【国際】ハイネケン、2040年までにスコープ3含むカーボンニュートラルに目標引き上げ(2021年4月16日)
同社は「削減(Reduce)」「廃止(Remove)」「切り替え(Replace)」「報告(Report)」という4R戦略のもと、二酸化炭素排出量削減を実行。製造拠点での再生可能エネルギーへの段階的転換や、ブラジル、スペイン、インドネシア等での地熱発電での新技術の実証、2022年までに8ヶ国から15カ国での低炭素農業プログラムの展開等を進める。
さらに同社は、物流、冷蔵、包装サプライヤーとも協働。英国での堆肥化可能な段ボールの利用や、フォーミュラE世界選手権での環境配慮型バー出店も実践。進捗状況はCDP気候変動を活用し報告している。
【参考】【イギリス】ハイネケン、フォーミュラE世界選手権で環境配慮型バーを出店。リサイクル・再利用可能素材で展開(2021年7月30日)
【参照ページ】HEINEKEN shares its Net Zero carbon roadmap
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