欧州・アジア飲料大手コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)は9月20日、オランダ・ドンゲン工場が持続可能な水利用に関する「Alliance for Water Stewardship(AWS)」認証で最高評価を取得したと発表した。同認証の取得は、オランダ初。
AWS認証は、水スチュワードシップの水準に応じてスコアリングされ、3段階に評価。0点から39点が「AWS Core」、40点から79点が「AWS Gold」、80点以上が「AWS Platinum」に分類される。今回同社は、AWS Platinumを取得した。
同社は水戦略のもと、欧州の全製造拠点への水マネジメントプランを適用。2010年以降、同社工場での水消費量を13.7%削減、飲料に使用している水の275%を水域に還元している。今回のドンゲン工場でも、地域パートナーとの水の共同利用や、使用済み容器の洗浄での再利用水の活用等を通じ、水域や地域のエコシステムの健康保全に寄与する。
また同社は、2040年までにスコープ3含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成を目標して設定済み。中間目標としては、2030年までに同30%削減も掲げている。さらに2023年までに最低6工場で、「PAS 2060」取得も目指しており、今回のドンゲン工場も対象工場の1つ。フォークリフトや路面清掃車のEV移行、ガスボイラーの電気加熱システム移行、100%再生可能エネルギー移行等を通じ、二酸化炭素排出量削減を進める。
【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラ欧州ボトラー、スコープ3含めた2040年カーボンニュートラル宣言。ケミカルリサイクル等(2020年12月25日)
【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ、2工場で初のカーボンニュートラル達成(2021年9月4日)
【参照ページ】Coca-Cola Europacific Partners’ manufacturing site in Dongen becomes the Netherlands’ first recipient of an Alliance for Water Stewardship certificate for its sustainable water management
【参照ページ】List of AWS certified sites
【参照ページ】CERTIFICATION
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