ESGクオンツ運用会社英アラベスク・アセット・マネジメントは9月20日、AI(人工知能)を活用したロボ投資型の「自律型アセットマネジメント」戦略を発表した。運用会社や投資専門家が、1,000種類以上のパーソナライズされた投資オプションを通じて高度にカスタマイズを行い、アクティブ投資を実施する。
AIが今回独自開発した「AutoCIO」は、ESGを含め、毎日25,000銘柄の株式パフォーマンスを予測。これにより、コスト効率の高い商品開発、アルファの追求、カスタマイズされた差別化顧客体験が実現できると表明。AIのスペックは、Google Cloud上で動作する数万台のコンピュータと同等の処理能力を誇るとした。
開発したアルゴリズムでは、新データが入力されると、AIエンジンが、何が株式リターンを動かしているのかを再学習。時間をかけて改善していくことで、人間のバイアスを取り除き、エラーの可能性を減らすという。
現在AutoCIOは、4億米ドル(約440億円)の資産を運用している模様。
【参考】【インタビュー】アラベスク・アセット・マネジメントの企業サステナビリティ分析ツール「S-Ray」。部門長が語る開発背景と将来展望(2017年9月19日)
【参照ページ】Arabesque introduces Autonomous Asset Management
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