化粧品世界大手仏ロレアル、消費財世界大手英ユニリーバ、ドイツ消費財大手ヘンケル、ブラジル化粧品大手ナチュラ、高級アパレル世界大手仏LVMHモエ ヘネシー・ルイヴィトンの5社は9月20日、コンソーシアムを発足し、化粧品に対する環境インパクト測定とスコアリング手法を共同策定すると発表した。科学的根拠に基づく環境インパクトの情報を消費者に明示し、透明性を確保する狙い。
今回のアクションは、化粧品の環境インパクトに関する情報の透明性を求める声が、消費者の中で高まっていることが背景にある。そのため同コンソーシアムは、企業の大小を問わず、化粧品業界のさらなる参画を呼びかける。
また同コンソーシアムは、科学者や研究機関、NGO等の専門家からの助言を受けながら運営予定。まずは、スイス環境コンサルティングQuantisと協働するという。
策定する環境インパクト測定の共通メソドロジーは、製品ライフサイクル全体を対象とし、EUの製品環境フットプリント(PEF)原則にも準拠。原料や素材の環境インパクトに関する共通データベースや計算ツールも開発する他、消費者が簡単に製品を比較可能なスコアリング手法も検討する。
【参照ページ】Henkel, L’Oréal, LVMH, Natura &Co, and Unilever invite the cosmetics sector to co-design a voluntary environmental impact assessment and scoring system for cosmetic products
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