国際労働機関(ILO)と国際自然保護連合(IUCN)は9月1日、生態系の回復を通じたディーセント・ワークの創出で覚書を締結した。生物多様性をディーセント・ワークの促進と社会正義の実現に向けたアジェンダの不可欠な要素とすることを目的としている。
今回両者は、食料や水の供給、気候システムの調節、病気の媒介物の制御等、12億人の仕事が、生態系と生態系サービスに直接依存していると説明。同時に、生態系を回復していくことで多くの雇用「グリーンワーク」を創出できる可能性があると伝えた。雇用と生態系を一体的に検討するアプローチ。
両者は、社会の重要な課題に自然を活用する自然を軸としたソリューション(NbS)の重要性も強調。持続可能な農林業の実践で農業生産性と所得を向上させることや、都市の気温を下げるための都市緑化でも雇用が創出できるとした。
【参照ページ】ILO and IUCN sign an agreement to harness the interdependence between jobs and nature
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