IT世界大手米アマゾンは9月19日、不正ユーザーレビュー問題で、600以上の中国ブランドの店舗運営を禁止していることを明らかにした。中国での不正レビュー横行問題については、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが6月にアプリを対象に報じて以降、アマゾンの対策が強化されてきていた。
アマゾンによると、今回の措置は、5ヶ月以上の調査の結果であり、理由としては、アマゾンのポリシー、特にレビュー乱用に関するポリシーに故意に、繰り返し、重大に違反したためとテレビ取材で説明している。特に、販売企業がレビューと引き換えにギフトカードを提供していることも問題視されている。同社は2016年から、レビューにインセンティブを付けることを禁止している。
アマゾン上での店舗が閉鎖されているのは、RavPower、ChoetechAukey、Mpow、Vava、TaoTronics等が有名。また、7月上旬には、深圳友克樹科技(YKS)の親会社が、アマゾンのオンラインストア340店舗を閉鎖し、2,000万ドル相当の資産をアマゾンに凍結されたことが報じられている。
アマゾンは6月、2020年の不正の疑いがあるレビューは2億件以上あり、同社の検知で99%以上を把握したと発表。不正レビューを行ったアカウントは、レビューだけでなく、アカウントも停止する措置に出ていることを伝えていた。アマゾンは、他社のSNSで不正レビューが確認された場合にも、当該企業に通報している。
【参照ページ】Creating a trustworthy reviews experience
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