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【EU】ユニリーバ、化粧品製造での動物実験禁止キャンペーン展開。動物福祉団体等協働、欧州委員会へ立法要請

 消費財世界大手英ユニリーバは9月7日、ザ・ボディショップや動物福祉NGO等と共同発足した化粧品製造での動物実験禁止を求めるキャンペーンに、同社主力ブランド「Dove」の他、米動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)承認を取得した同社27ブランドも参画すると発表した。

 同キャンペーンでは、欧州市民による欧州委員会への立法提案制度「欧州市民イニシアチブ」を通じ、化粧品製造での動物実験禁止を欧州委員会に提案することが目的。欧州市民イニシアチブとは、EUが権限を有する政策分野について、立法を提案するもの。欧州では、EU加盟7カ国以上から合計100万人以上の署名を集めることで、欧州委員会に対し、立法を提案できる制度が2012年より始動している。

 同キャンペーンには、ユニリーバ、ザ・ボディショップ、米動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)、Cruelty Free Europe、ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル・ヨーロッパ、Eurogroup for Animals、European Coalition to End Animal Experiments(ECEAE)等が参画。動物実験廃止に向け、消費者への署名を呼びかける。必要署名数が集まり次第、EUでの動物実験の段階的廃止に向けたロードマップ策定を要請する。

 欧州では2013年、動物実験を伴う化粧品の販売を禁止。しかし、欧州化学品庁(ECHA)が安全性の確認されている成分については、動物実験の実施を求めていることを受け、動物実験禁止の維持が危ぶまれている。欧州では現在、成人の75%が化粧品開発のための動物実験に反対しているというデータもある。今回のキャンペーンとEUの対応は、今後の世界の化粧品業界にも影響を与えると見られる。

【参照ページ】27 PETA-Approved Unilever brands join the fight to save cruelty free cosmetics in Europe

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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