英金融大手バークレイズは9月9日、環境サステナビリティの重要性に関する調査の結果、ホスピタリティ・レジャー業界が最も二酸化炭素排出量削減に関心高かったと発表した。
今回の調査では、企業にとっての環境サステナビリティの重要性を質問。ホスピタリティ・レジャー業界では70%が「非常に重要」と回答し、調査平均の61%を大きく上回った。次に回答が多かったのが運輸・流通業で63%、小売・卸売業で61%だった。
また、ホスピタリティ&レジャー業界の経営者の60%が「投資家や株主にとってサステナビリティが非常に重要」と回答。他業界に比べ最も高い割合であった。さらに回答者の70%が「顧客にとって非常に重要」とし、63%が「サプライヤーにとって非常に重要」と回答した。
一方、環境規制へのコンプライアンスについては、運輸・流通業が首位で、86%がコンプライアンスを「非常に重要」と回答。2位は小売・卸売業で81%、3位は製造業で80%だった。将来ESGの重要性が高まるとの回答では、運輸・流通業が92%、サービス業・レジャー業が83%、テクノロジー・メディア・通信業が77%だった。
その他全体としては、対象企業の75%が環境規制への対応は自社にとって非常に重要、61%が環境サステナビリティは自社ビジネスにとって非常に重要、87%が環境サステナビリティは顧客にとって非常に重要またはある程度重要と回答。91%が環境サステナビリティは従業員にとって非常に重要またはある程度重要であると回答した。
今回調査で環境サステナビリティへの関心高さが明らかになったホスピタリティ業界は、7月にも英政府から二酸化炭素排出量削減が進んでいるとして表彰されている。加えて英ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)発表のホスピタリティ戦略でも、カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)に向け、大きく前進していると評価されている。
【参照ページ】Hospitality and leisure tops industries most concerned about reducing carbon footprint
【画像】Barclays
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