小売世界大手仏カルフールは9月10日、同社が進める食品サステナビリティ・イニシアチブ「フード・トランジション・パクト」で、スペイン法人の主要サプライヤー50社と合意したと発表した。参画するサプライヤーは、環境や栄養面での改善にコミットする。
フード・トランジション・パクトは、カルフールが2019年に発足。容器・包装での環境、生物多様性、気候変動、環境・社会に関する製品ラベル表示、製品の栄養改善・責任あるサプライチェーンの5つの観点で構成されており、参画するサプライヤーには、3つ以上の観点で具体的な中長期コミットメントを定め、カルフールに提出することが義務付けられる。カルフールは、提出内容のパフォーマンスのモニタリングを行う等、サプライヤーに対する積極的なエンゲージメントも実施する。
すでに同社のフード・トランジション・パクトに参画しているサプライヤーは、コカ・コーラ・カンパニー、ネスレ、ダノン、ペプシコ、ゼネラル・ミルズ、ユニリーバ、マース、ケロッグ、P&G、ロレアル、ジョンソン&ジョンソン、モンデリーズ・インターナショナル、ヘンケル、クラフト・ハインツ、ハイネケン、キンバリー・クラーク、セガフレード、バイヤスドルフ、バリラ、コルゲート・パーモリーブ、マッケイン・フーズ等。
さらに同社は9月4日、フランスの品質保証「ラベル・ルージュ」取得の牛肉関連の地域中小企業および酪農家と3年間のパートナーシップを締結した。
同パートナーシップでは、同社が定める厳格な品質基準に準拠したラベル・ルージュ取得牛肉の販売を保証。生産者への支払いについて完全な透明性を担保する。取引価格は生産コスト、市場での農産物の価格、価格変動の3つを考慮し、合意により決定する。
【参照ページ】CARREFOUR SPAIN SIGNS FOOD TRANSITION AGRREMENT WITH 50 MANUFACTURERS
【参照ページ】Food Transition Pact
【参照ページ】CARREFOUR CONFIRMS ITS COMMITMENT TO FAIR PAYMENT FOR FARMERS AND HIGH-QUALITY FOOD FOR EVERYONE
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