英国財務報告評議会(FRC)は9月6日、英国スチュワードシップ・コード「英国スチュワードシップ・コード2020」の機関投資家の遵守状況を発表した。189機関の提出に対し、125機関の遵守を確認。一方、64機関は「不合格」と判定された。
【参考】【イギリス】FRC、英国スチュワードシップ・コード2020発表。気候変動考慮を明記。年次報告も(2019年10月29日)
提出の内訳は、運用会社が147、年金基金や保険会社等のアセットオーナーが28、サービスプロバイダーが14。合格判定された125機関の運用資産合計は約20兆ポンド(約3,000兆円)。
FRCによると、不合格判定された機関では、全ての原則への言及に不備、自社アプローチの説明不足が目立ち、ポリシーの発表にとどまっていたところが多いという。他にも、レビューと外部保証のアプローチ、サービスプロバイダーのモニタリングに関する報告等も不十分だった。
不合格判定機関は、10月31日と2022年4月30日に予定されている次回の公募期間に再申請できる。その場合、11月に発表される予定の報告書の年次レビューを考慮することが推奨される。また、合格判定機関も、継続的に見直しを実施していくことが推奨される。
【参照ページ】FRC lists successful signatories to the UK Stewardship Code
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