三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱ケミカル、大日本印刷、リファインバースグループは8月25日、バイオマスやリサイクル原料のマスバランス方式でのブロックチェーン活用型トレーサビリティ確保で、オランダのトレーサビリティシステム・スタートアップCirculariseと9月末まで実証試験を行うと発表した。
Circulariseは、すでにDOMO Chemicalsやポルシェからもトレーサビリティの実証実験パートナーとして選ばれている。Circulariseは、Greentown Labsが開催した大企業とスタートアップとのコラボレーション・イベント「Greentown Labs Circularity Challenge」で、100社以上が応募したソフトウェア企業の中から唯一ファイナリストに選ばれるという成績も収めている。
【参考】【ヨーロッパ】ポルシェ、プラスチックのトレーサビリティでCirculariseと協働。ブロックチェーン活用(2020年12月7日)
【参考】【国際】BASFとSecurity Matters、プラスチックのサーキュラーエコノミー化で共同開発。ブロックチェーン活用(2020年4月26日)
三菱ケミカルホールディングスも、Greentown Labs と一緒に立ち上げたアクセラレータープログラム「The KAITEKI Challenge」で、5月にCirculariseを支援対象として選定していた。トレーサビリティを確保することで、ライフサイクルアセスメント(LCA)での二酸化炭素排出量算出にも活かしたい考え。
プラスチックのブロックチェーン活用型トレーサビリティでは米IBMも強いが、Circulariseも存在感を示してきている。
【参照ページ】三菱ケミカル・大日本印刷・リファインバースグループの3社ブロックチェーンでトレーサビリティの信頼性を高めたサプライチェーン構築に向けた実証実施
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