花王は9月2日、ケミカル事業部門が、「茶カテキン」と「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」のポリフェノール素材の販売や、機能性表示食品届出等のサポートを開始したと発表した。今後、自社だけでなく、取引先とともにポリフェノールの機能をより広く消費者へ届け、食を通じた健康増進を追求する。
ポリフェノールは、植物が自らを活性酸素から守るために作り出す物質で、さまざまな機能を持つことが知られている。花王は、その中でも日本人になじみのあるお茶やコーヒー豆に含まれるポリフェノールに着目し、長年にわたって研究を実施してきた。
これまでの研究では、茶カテキンには「BMIが高めの方の体脂肪を減らす」「BMIが高めの方の内臓脂肪を減らす」の効果が、コーヒー豆由来クロロゲン酸類には「血圧が高めの方の血圧を下げる」の効果があることを発見している。これらの研究成果に基づき、花王はすでに「ヘルシア」シリーズの特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品を商品販売してきている。
今回の発表では、取引先との協業を積極展開すると表明。「ヘルシア」シリーズの機能性表示食品の原料として使用しているポリフェノール素材を販売し、ポリフェノールが有する機能性の研究成果も同時に提供する等、機能性表示食品届出のサポート業務も併せて提供する。
【参照ページ】花王独自の「茶カテキン」「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」の販売を開始
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