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【ブラジル】アマゾン、環境NGOのアグロフォレストリー支援。農家のカーボンクレジット創出へ

 アマゾンは9月2日、国際環境NGOザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)が実施しているブラジルでのアグロフォレストリーと自然回復のアクセラレーター・プログラムを資金面で支援すると発表した。ブラジルのアマゾン川流域のパラー州で、自然を軸としたソリューション(NbS)による炭素貯留を実現する。現地の約3,000人の農家を支援する。

 アマゾンは、同社と英シンクタンクGlobal Optimismが2019年9月に発足した二酸化炭素ネット排出量を2040年までにゼロにする自主的誓約「気候誓約(Climate Pledge)」を運営しており、今回のブラジルでもプログラム開始もその一環。現在、気候誓約の署名企業は、2040年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目指している。

 今回支援対象のアクセラレーター・プログラムは、3000人の農業従事者を支援し、約2万haの土地を3年以内に復興し、2050年までに最大1,000万tの二酸化炭素固定を目指している。TNCは、国際アグロフォレストリー研究センターや各地域の協同組合と協働し、小規模農家が劣化した牛肉畜産飼料牧草地を、自然林やアグロフォレストリーに転換する。アグロフォレストリーのシステムは、カカオやその他の作物の販売だけでなく、カーボンクレジットの創出・販売を通じた農家の収益向上も期待される。同プログラムでは、人工衛星も活用し、炭素貯留量の算出やモニタリングも進める考え。

【参照ページ】Amazon Announces Investment in Nature-Based Carbon Removal Solutions in Brazil with The Nature Conservancy

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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