EUの欧州投資銀行(EIB)は9月1日、新設した気候・環境諮問委員会の初会合を開催した。EIBグループが策定した「気候銀行ロードマップ」、特に気候変動の影響への適応を支援するためのEIBの活動や、EIBグループの「カウンターパーティのためのパリ・アライメント」の枠組みについて議論した。
同委員会の議長には、クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が就任。また委員には、ジョス・デルベーク欧州研究所フローレンス(EUI)兼カトリーケ大学(KU)ルーヴェン校教授、ヘレナ・フィエスタス・スペイン金融市場庁長官、サマンサ・スミス国際労働組合総連合(ITUC)ジャスト・トランジション・センター・ディレクター、ヨハン・ロックストローム・ポツダム気候影響研究所所長、フランチェスコ・スタラーチェ・エネルCEO等が招聘された。
EIBは、2030年までに1兆ユーロの気候変動対策・環境保全投資と、2025年までにEIB資金の50%以上を気候変動対策・環境保全に投ずるとの目標を掲げており、実現のステップとして「気候銀行ロードマップ」を採択。同委員会は、独立した立場から同ロードマップの達成に向けた助言を行う役割を担う。
【参照ページ】EIB Group creates Climate and Environment Advisory Council
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