欧州・アジア飲料大手コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)、アサヒホールディングス豪州子会社アサヒビバレッジズ、豪再生包装・容器製造パクト・グループ、豪廃棄物管理Cleanawayの4社は8月16日、PETリサイクル工場を運営する合弁会社「サーキュラー・プラスチック・オーストラリア」の設立で覚書(MOU)を締結した。
建設するリサイクル工場は、ビクトリア州とニューサウスウェールズ州の州境に位置するオルベリー・ウォドンガ地方に建設。ペットボトルを年間約10億本を処理し、再生PET(rPET)や再生食品包装素材を2万t生産する。工場の完成は2023年を予定。
オーストラリアでは、海洋プラスチックごみ問題を受け、飲料用プラスチック容器へのデポジット制度「コンテナ・デポジット・スキーム(CDS)」が導入。PETのリサイクル需要が高まっている。
今回のスキームでは、CleanawayがPETの回収・分別・マテリアルリサイクルを担当。生産されたrPETは、CCEP、アサヒビバレッジズ、パクト・グループが、それぞれ最終製品に利用する。工場の完成後は、パクト・グループが工場を運営する。CCEPとアサヒビバレッジズは、製品市場では競合関係にあるが、PETリサイクルで手を組んだ。
【参照ページ】New PET recycling plant to be developed in Australia
【参照ページ】NEW PET RECYCLING FACILITY TO BE BUILT BY INDUSTRY PARTNERSHIP
【参照ページ】New PET recycling facility to be built by industry partnership
【参照ページ】New PET recycling facility to be built by industrypartnership
【画像】CCEP
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