横河電機は7月26日、千葉県市原市五井地区のコンビナートでのカーボンニュートラルの実現に向け、同地区の異業種の複数の事業所の協力を得て、CCUS(炭素回収・利用・貯留)の産業間連携調査を開始したと発表した。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査」の受託事業。
市原市五井地区には、JERA、旭硝子、昭和電工、古河電工、コスモ石油、丸善石油、岩谷瓦斯、JNC、デンカ等の工場がある。
同調査では、同社子会社の横河ソリューションサービス及び英KBC Advanced Technologiesとともに、コンビナート全体の物質とエネルギーの有効利用、二酸化炭素回収・有価物転換、水素マネジメントの3つを軸としたカーボンリサイクル事業の実現可能性調査を行う。
同社は同事業において、国内外の様々なコンビナートの製造領域で培ってきたプロセス知識、単独事業所のプロセス改善やエネルギー効率改善および異業種連携に関するコンサルティングノウハウ、地域レベルでの需給制御を可能にするバーチャル・パワー・プラント技術、需給に応じた最適制御を可能とする地域エネルギー・マネジメント・システム、最適な生産計画の実行を支援するシミュレーション技術等を活用する。
【参照ページ】カーボンニュートラルなコンビナートの実現に向けた産業間連携調査を開始
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