ドイツ消費財大手ヘンケルは8月17日、ドイツ・クレーフェルトにあるヘンケル・フレグランス・センターで、生産でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成したと発表した。ヘンケル・フレグランス・センターは、生産拠点として同社2番目の規模。生産拠点のカーボンニュートラル達成は同社初。
同社は、2030年までに世界中の自社事業でのエネルギー消費量を製品1t当たり75%削減と、生産に使用する電力の100%再生可能エネルギーへの転換を目標としている。
同センターでは、過去10年間で、年間電力消費量を3,000MWhから約1,600MWhまで削減。エネルギーの大半は暖房と換気。今回のカーボンニュートラル達成では、再生可能エネルギーとバイオガスへの転換で実現した。バイオガスでは年間約800MWh分の熱を供給している。同センターでは、電力はすでに再生可能エネルギーに100%転換されている。
同社は今後、2022年までには、エネルギー消費量の多い粉洗剤の生産も100%バイオガスへ転換する予定。
【参照ページ】Henkel Fragrance Center converts its entire production to climate-neutral energy
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