中国国家発展改革委員会は8月17日、2021年上半期のエネルギー消費量削減の進捗状況を発表。9省では、エネルギー原単位消費量が増加したと批判。原単位消費量が上昇した県級市、州、盟では、エネルギー消費量もしくは二酸化炭素排出量が多い新規プロジェクトの審査を停止すると発表した。
今回の発表では、エネルギー原単位消費量が上半期に増加した省は、海省、寧夏回族自治区、広西チワン族自治区、広東省、福建省、新疆ウイグル自治区、雲南省、陝西省、江蘇省の9省が最も厳しい「レベル1」の判定を受けた。また、原単位消費量削減率が目標に達していない「レベル2」が、浙江省、河南省、甘粛省、四川省、安徽省、貴州省、山西省、黒龍江省、遼寧省、江西省の10省。
エネルギー消費量の総量削減では、青海省、寧夏回族自治区、広西チワン族自治区、広東省、福建省、雲南省、江蘇省、湖北省の8省が「レベル1」の警告。新疆ウイグル自治区、陝西省、浙江省、四川省、安徽省の5省が「レベル2」の警告を受けた。
今回の発令は、「固定資産投資プロジェクトの省エネ審査に関する措置」(国家発展改革委員会令第44号)に基づく措置。原単位消費量が上昇した県級市、州、盟では、エネルギー消費量もしくは二酸化炭素排出量が多い新規プロジェクトの審査を停止する。但し、国が計画する大型プロジェクトは例外的に許可する。各省・市政府は、プロジェクト審査を中断した対象地域リストを国家発展改革委員会に20営業日以内に提出することを命じた。
【参照ページ】国家发展改革委办公厅关于印发《2021年上半年各地区能耗双控目标完成情况晴雨表》的通知
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