川崎汽船と中部電力は8月4日、カナダのノバスコシア州でのイシュカ・タパ潮流発電事業で、アイルランド再生可能エネルギー開発DP Energyと共同開発契約を締結したと発表した。海外の潮流発電事業に日本企業が参画するのは今回が初。
同発電事業は、ノバスコシア州のファンディ湾で、1基1,500MWの潮流発電機を3基導入するもの。発電機は、オーストリアのアンドリッツ製。ファンディ湾は、干満差世界一と言われている地点の一つで、干満差が約16mもある。年間発電量は1.7GWh。2023年に1基目を、2026年に残り2基を設置する予定。現在、カナダ水産海洋省からの承認取得申請段階。
発電された電力は、ノバスコシア・パワーと15年間のPPA(電調購入契約)を締結する予定。売電価格は1MWh当たり530カナダドル(約4.6万円)。また、カナダ天然資源省から総額3,000万カナダドル(約26億円)の補助金も受け取る。
今回の共同開発契約は、事業開発費用の捻出。川崎汽船と中部電力は、別途、1基目の建設着工での出資も検討している。
【参照ページ】カナダにおける潮流発電事業に係る共同開発契約の締結について
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