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【国際】フェイスブック、各アプリでプライバシー機能追加。暗号化や誹謗中傷対策など

 IT世界大手米フェイスブックは8月13日、「メッセンジャー」アプリで、音声とビデオ通話でもエンド・ツー・エンド暗号化(E2EE)で保護できる機能を導入すると発表した。メッセンジャーアプリでは、2016年から1対1のテキストチャットで同様の機能が搭載されていたが、対象を拡大する。同社のWhatsAppアプリにもテキストチャットに同様の機能が搭載されている。

 同社によると、メッセンジャーアプリで、ビデオ通話を行った人は1日に1.5億回以上にまで急増。プライバシーを高めるために、音声送信でもエンド・ツー・エンド暗号化に踏み切った。

 同様に、インスタグラムのDMでも、エンド・ツー・エンド暗号化を選択できるようにする。まずは、一部の国の成人を対象に試験導入する。

 また、インスタグラムでは、有名人の誹謗中傷被害対策のために、フォローしていない人や、最近フォローした人からのコメントやDMリクエストを自動的に非表示にできる機能「Limits」も8月11日から導入した。プライバシー設定で、いつでもオンとオフを切り替えることができる。目下、コメントやDM数の増加を自動的に検知して、自動的にオンにする機能の導入も検討する。

 さらに攻撃的な投稿に関しては、複数回投稿した際にガイドライン違反の警告を表示する機能をインスタグラムに搭載しているが、今後は初回の投稿から警告を表示し、複数回投稿時には厳しい警告を発する仕様に変更する。

 インスタグラムでは他にも、特定の単語やフレーズ、絵文字が含まれているDMを自動的に隠しフォルダに振り分け、視認できなくする機能も追加。スパムや低品質のDMリクエストやコメントも自動的にフィルタリングできる。これにより、ガイドライン違反が認定されなくても、不快なメッセージから有害を保護する。今年始めに一部の国で導入を始めており、8月末までに全世界に展開予定。

 WhatsAppでは、8月3日から、画像や動画を開くとチャットから消去される「View Once」機能も追加。試着画像や、一瞬の反応、Wi-Fiパスワード等の情報をチャットに残さず送信できるようにした。投稿には「View Once」マークが表示される。フェイスブック・メッセンジャーにも、一定期間をすぎると消失するメッセージ機能も追加。こちらは、消失タイミングを5秒間から24時間まで設定できる。

【参照ページ】Messenger Updates End-to-End Encrypted Chats with New Features
【参照ページ】Protecting Our Community from Abuse on Instagram
【参照ページ】View Once Photos and Videos on WhatsApp

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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