独化粧品大手バイヤスドルフは8月6日、2022年1月からドイツ・ベルリンの同社製造工場で化石燃料利用を停止する他、熱生成を天然ガスからバイオメタンガスに切り替えると発表した。実現すると、スコープ1、スコープ2排出量でのカーボンニュートラルを同社で初めて達成することになる。
今回のアクションは、バイヤスドルフが2020年設定したサステナビリティ目標「CARE BEYOND SKIN」の一環。気候変動対策では、2025年までにバリューチェーン全体での二酸化炭素排出量を2018年比30%削減を目指している。特に消費財事業では、2030年までに同社製造工場のカーボンニュートラル達成が目標。
同社は2019年、全製造工場と同社オフィスの電力を100%再生可能エネルギーに転換。スコープ1排出量削減のため、工場での熱生成で一部のバイオメタンガス活用も開始した。商品では、同年から主力商品でのマイクロプラスチック・ゼロを実現。2020年からは、主力商品の97%から99%で生分解性の素材を使用している。
【参考】【国際】バイヤスドルフ、容器・包装での再生ポリマー転換でSABICと協働。ニベアの新シリーズ(2021年5月14日)
同工場では今後、社用車や緊急時の電力利用で化石燃料の仕様が残るが、排出分はカーボンオフセットで削減する。
【参照ページ】Another step towards climate protection: Beiersdorf’s Berlin plant to be climate-neutral from 2022 onwards
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