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【ドイツ】連邦金融監督局、ESG投資ファンドの基準案公表。3つのオプション提示。パブコメ募集

 ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は8月2日、ESG投資ファンドに関するガイドライン案を発表した。9月6日までパブリックコメントを募集する。ESG投資ファンドでの「グリーンウォッシング」を防止する。

 今回のガイドライン案では、投資ファンドに「ESG投資」のラベルを貼ることができる3つのオプションを提示した。

 1つ目は、運用資産の75%以上を、EUサステナブルファイナンス開示規則(SFDR)の第2条に記載されている「持続可能な資産」に投資する場合。但し、同規則の第9条に規定されているように、「著しい負の影響を与え」てはならないという規定(DNSH基準)が適用される。BAFINは具体的な指針として、化石燃料発電や原子力発電の分野への投資割合が10%以下であること、石炭と原油の採掘分野への投資割合が5%以下であること、オイルサンドやシェールオイルへの採掘及び関連事業への投資割合が0%であること、を掲げた。さらに同2条に規定されているガバナンス要件も満たす必要がある。

 同条件に関しては、グリーンボンドについては、該当グリーンボンドの基準設定が必要。リアルアセットでは、「サステナブル」を規定する明確な基準を設けることも必要とされた。

 2つ目は、適切な投資戦略を採用する場合。ベスト・イン・クラス戦略のように、投資先選定において明確にサステナビリティ基準を考慮しているものは適切とした。但し、運用資産の75%以上に同戦略が反映されている必要がある。加えて、同規則の第9条に規定されているように、DNSH基準規定が適用される。さらに同2条に規定されているガバナンス要件も満たす必要がある。

 3つ目は、ESGインデックスでのパッシブ運用の場合。但し、目論見書の中で、採用しているESGインデックスのサステナビリティ観点での特徴を明記することが必要とした。また、同規則第9条のDNSH基準規定が適用。さらに同2条に規定されているガバナンス要件も満たす必要がある。

【参照ページ】Nachhaltige Investmentvermögen: BaFin konsultiert Richtlinie

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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